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“おひとりさま”は気配がお好き

単身世帯の比率が全体の3分の1を超え価値観の多様化が加速する中、個々の人々へ対応したビジネスが盛んです。お店では“おひとりさま”をターゲットとしたものも増えています。

一人焼肉といったものもある様ですが、利用する方はただ焼き肉だけが目当てではない様に思います。本当に一人で食べたければテイクアウトがもっと発展していくはずです。わざわざ店に足を運ぶ理由の一つには人の賑わいの感じられる空間を共有できるということではないでしょうか。共同体の中でずっと暮らしてきた人間にとって一人で食事をとることは心地よいものではないのかもしれません。少しでも人の気配が感じられる空間が居心地を良くするのでしょう。

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伝統技術も先端技術も一つのアプリ

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