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感情からのデザインアプローチ

更新日:2018年12月29日

空間を考える上で重要なのは全体を俯瞰してみるのではなく、その場その場にいる時々のシーンを考えて、どの様な感情になるのかを感じながらデザインすることではないかと思うようになりました。入口までどの様なシチュエーションで来るのか、入口に立った時、中へ導かれる時、中の空間で過ごす時、刻一刻と移り変わる感情を捉えながらデザインすることが重要であると考えます。

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